学会報告(水いぼの治療)
この週末に、全国の皮膚科医が集まる学会があり参加してきました。
その中で、水いぼの治療についての講演があったので報告したいと思います。
現在当院では、痛み止めのテープ(ペンレス)を貼って、水いぼをとっています。
これまでも、1回に20個までと説明していましたが、これは
・痛み止めをシッカリ利かせるのに必要な濃度を確保するため
・多く取ることで、子供に不安感を抱かせないため
・皮膚の感染(とびひ)を予防するため
と考え、これまでの臨床経験に基づいて、お話していました。
今回の講演では、上に述べた事がしっかりとした証拠で裏付けられました。
特に印象的だったのが、
「テープを小さく切ってしまうと、痛みがまったく取れません!」
「痛みと恐怖で水いぼをとるのが嫌になってしまう!」
「これは絶対やめましょう!」
という演者のお話でした。
麻酔テープを沢山貼ってしまうと中毒症状が起きてしまいます。
このことから、安全に痛みなく取るためには、
当院でこれまで指導していたことをさらに徹底していきたいと思います。
子供たちを苦しめないようご協力願います。